国際学術会議「世界のコミックスとコミックスの世界」

京都国際マンガミュージアム京都精華大学国際マンガ研究センターが主催したマンガの国際会議に出席しました。

京都精華大学国際マンガ研究センター第1回国際学術会議
「世界のコミックスとコミックスの世界―グローバルなマンガ研究の可能性を開くために」
日時:2009年12月18日(金)〜20日(日)
会場:京都国際マンガミュージアム

http://www.kyotomm.jp/event/study/isc01.php

マンガ研究の若手から第一人者まで、国内外から集まり一堂に会した国際会議でした。若いジャンルの勢いがあり、皆で方法論を練り上げていこうとする熱気にあふれていて、とても楽しい3日間となりました。

私は、20日の「ワークショップ4:公的記憶、私的消費 『はだしのゲン』を出発点に」で、「『はだしのゲン』の画家たち―イメージのパフォーマティヴィティを考える」と題して発表しました。パフォーマティヴィティの概念によって表現論のモダニズムを再考しようとした発表です。マンガは絵画よりも情報量が多いからか、形式分析がうまくできず、テマティックな考察にとどまってしまったのが反省点です。