情動はいかに作動するか 「はだしのゲン」における視覚のポリティクス
昨年参加したマンガ研究の国際シンポジウムの報告が本になりました。
ジャクリーヌ・ベルント編『世界のコミックスとコミックスの世界 グローバルなマンガ研究の可能性を開くために』(京都精華大学国際マンガ研究センター、2010年9月30日)
私は以下の論考を寄稿しています。マンガ表現におけるパフォーマティヴィティについて考察したもので、発表時は「『はだしのゲン』の画家たち イメージのパフォーマティヴィティを考える」という題名でした。「はだしのゲン」はしばしば「トラウマ」を与えると言われますが、そうした情動を喚起するプロセスをフォーマルに分析したものです。ただし、「トラウマ」という言葉の使い方にはもう少し注釈が必要だったかもしれません。
加治屋健司「情動はいかに作動するか 「はだしのゲン」における視覚のポリティクス」
以下で、日本語と英語の論文を読むことができます。