シンポジウム「オーラル・アート・ヒストリーの可能性」

11月14日(土)に国立国際美術館でオーラル・ヒストリーのシンポジウムを行います。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴの活動をオフラインで紹介する最初の機会となります。関西にお住まいの方はぜひいらっしゃってください。

http://www.oralarthistory.org/20091020.php
http://www.nmao.go.jp/japanese/kouenkai.html

シンポジウム「オーラル・アート・ヒストリーの可能性」

オーラル・ヒストリーとは、語り手が個々の記憶に基づいて口述した歴史です。広い意味では、それを口述史料として記録・保存し、研究することも指しています。
近年、様々な分野で聞き取り調査の重要性が認識されていますが、戦後の日本美術について知り、理解を深めるうえで、オーラル・ヒストリーはどのような役割を果たすことができるでしょうか。他方、美術家たちにとって自らの過去を語ることはどのような意味を持つのでしょうか。本シンポジウムでは、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴのメンバーと、これまで聞き取りを多く行ってきた研究者、学芸員、批評家が、美術におけるオーラル・ヒストリー、すなわち「オーラル・アート・ヒストリー」の可能性について討議します。

日時:2009年11月14日(土) 午後2時から午後4時30分まで (午後1時30分開場)
会場:国立国際美術館 B1階講堂 (アクセス)
料金:無料
定員:130名・自由席 (整理券の配布はございません)

プログラム:

開会挨拶 池上裕子 (大阪大学グローバルCOE特任助教)
「オーラル・アート・ヒストリーとは何か」加治屋健司 (広島市立大学准教授)
「オーラル・ヒストリー・アーカイヴの日米比較」池上裕子
「言葉がかたちになるとき−具体美術協会会員連続インタビューの事例を中心に」尾崎信一郎 (鳥取県立博物館副館長)
質疑応答
コメント1 前田恭二 (読売新聞文化部次長)
コメント2 北原恵 (大阪大学大学院文学研究科教員)
コメント3 建畠晢 (国立国際美術館館長)
全体討議
閉会挨拶 加治屋健司

司会進行:粟田大輔(東京藝術大学非常勤講師)

主催:日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ
    大阪大学グローバルCOEプログラム事務局
共催:国立国際美術館
企画:日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ